もはや、日本は高収入の国ではない ⑤

大企業でも利益率は低い

日本の大企業の利益率は下請けを絞って10%そこそこなのに、米国では20%を超えています。
他業界の例ですが人材派遣のパソナは0.2%しかありません。
同業界1位のリクルートHDが7.6%、2位のパーソルHDが0.8%、3位のアウトソーシングが2.3%です。
外国の大企業とは何が違うのでしょうか。

グローバル戦略、企業構造、会計処理等いろいろあると思います。

海外の大企業は自前で完結できるシステムを構築してビジネスをしています。自前で工場を持って、自前の社員を持って、自前で販売して、自前でサポートしています。
日本の大企業は工場の維持管理だけに囚われています。

最も大きな違いは、グローバルに世界市場をターゲットにしているのに対して日本市場だけをターゲットにしている事の違いです。

大企業が成長しなかった理由

1.日本は独自規格にこだわり日本内でのシュア争いに没頭してきました。

例えば40年前、NECのパソコンが独自規格の縛りで業界を寡占していました。これに対しIBMがオープンなグローバルを提示し日本を正解市場から締め出しました。
また、ドコモのI-MODEやソニーのウォークマンも独自規格に拘り
Appleのスティーブンジョブスがこれを発展し世界の覇者になっ事は有名ですよね。

2.日本の大企業は殆どが自社で販売網を持っていません。
日本古来の問屋制度が利益圧迫の原因の一つです。

 

次に、労働生産性と労働分配率について話をします。